Fresh Lab. Takayamaは”より豊かな食卓と一歩先の暮らしをみんなでつくる場”を
コンセプトにした、飛騨高山にあるスーパーマーケットの中にあるコミュニティスペースです。
キッチンスペースとFABスペースで構成されています。キッチンでは料理教室などが行われ、
FABスペースではものづくりに関するワークショップやトークイベントなどが行われています。
内装はキッチンやラボに共通する素材であるタイルを活かしています。
コミュニケーションスペースは運営するにつれてものが増えていきます。
なるべく多くの収納を確保するために壁一面を収納にしつつ、不特定多数の人が
使ってもきちんと片付ける(隠す)場所を確保するために、100mm角のタイルで
埋め尽くされた壁はポンっと押すと開き収納が隠れています。
FABスペースでは、各テーブルの中に3Dプリンタなどの機械が入っています。
必要に応じてテーブルごと引き出して使うことができます。
店内を貫くテーブルはキッチンからキッチン(料理)もものづくり(FAB)は
別々のものではなく、生活を構成する繋がったものであることを体現するために
1本の長いテーブルの形をしています。テーブルも台形にすることで、1本のロング
テーブルにしたり、半円状にしたりすることができるようになっています.
キッチンで開催される料理教室でつくった料理を,FABスペースでつくった食器にのせて
みんなで食べることで,普段は食材を提供しているスーパーマーケットが食卓の風景にま
で提案でき,買い物に来る人々のより豊かな食卓を目指しています.
本プロジェクトでは,そもそもなにをするかといった企画から内装の設計までを担当しました.
企画書の一部を載せていますが,新しいことをはじめるにあたって社内の方々に共有するためにも
企画書を製本して,常になぜこのプロジェクトをやるのか,日々行われるアクティビティはどんな
意味があるのかブレずに振り返れるようにしました.
Client: 駿河屋魚一
Director: wip
Architect: wip + 浅野翼建築設計室
Graphic: Misa Qurenuma
Green: mozzgreens(Mikiko Kamada)
Web: Masa.c.s(Masatoshi Oka)
Management Consulting: rebita
Construction: 飛騨建設
Furniture: 藤井家具製作所