

1960 年代,バックミンスタンフラーが発明したジオデシックドームはその軽さと球体というシンプルな形状から様々な試みが 行われてきた.しかしその後,時代の変化とともに見られることはなくなっていった.慶応義塾大学 SFC 鳴川研究室での研究として,正八面体という対称性のある幾何学をベースに取り入れ,デジタルファブリケーション技術を活用することによりフラーが作ることのなかったジオデシックドーム設計・製作を行った.本ドームは,直径 6m 高さ 4.2m,材料はシナベニヤ(t=9mm)を採用することで重量は 180kg とこの規模の構造体としては軽く,かつ安定した構造物でありながら組立解体運搬が可能な設計を実現した. ※ジオデシックドームとは,正多面体である正十二面体や正二十面体などの各面を三角形で分割し,各頂点を正多面体にが接する球面上に配置した線分の集まりで構成したドームのことを指す.その考案者の名からフラードームとも呼ばれている.














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